宅配食とは？利用するメリット・デメリットを解説

宅配食は手軽に食事を用意できるサービスであり、さまざまな理由から料理の手間・時間を省きたいと考える人達を中心に、注目を集めています。

宅配食の存在は何となく知っていて興味は持っているものの、取り入れてみて実際自分に合うのかどうか、不安もありますよね？

そこで今回は、宅配食の概要とともに、宅配食が持つメリット・デメリットを紹介します。

 

宅配食とは？

宅配食とは、調理が済んでいる状態のお弁当や総菜を指定の場所に宅配するサービスです。

サービスに登録をして、メニューや届けて欲しい日時・ペース、数量などを決めて注文する仕組みになっています。

商品の内容はサービスによってさまざまで、和食・洋食・中華などバリエーション豊かです。

家事・育児や仕事など日々さまざまなことに追われ、料理をする時間を確保するのが難しいと悩む人も多く見られる現代。

そのような人達の注目を集めているのが宅配食です。

また、日常的な調理が難しい高齢者や、療養食が必要な人などからも高い需要があります。

 

【こんな人には向かないかも】宅配食のデメリットは？

注目度の高い宅配食ですが、利用が向かない可能性のある人もいます。

ここでは、宅配食がもつデメリットをみていきましょう。

 

デメリット①自炊と比べると割高である

宅配食は自分で調理をする場合と比較すると、やはり割高に感じるという意見も多く聞かれます。

自分で食材を買えば、安いものを厳選できるので費用を抑えやすくなります。

時々利用する分には良いものの、定期的な利用や頻繁な利用はコスト的に難しく、デメリットだと感じる人も少なくない模様です。

 

デメリット②受け取る手間が発生する

宅配食は自分が自宅外に足を運ばずとも食事を届けてもらえることが利点ですが、受け取りの手間は生じます。

宅配食が届くタイミングで家にいなければならないことは面倒だという声も聞かれます。

なお、サービスによっては専用の宅配ボックスの貸出や置き配などに対応しているものもあるので、受け取りが手間だと感じる場合は受け取り不要のサービスを利用するのも有効です。

 

デメリット③メニューに飽きてしまうことがある

宅配食を利用しているうちにメニューに飽きてしまうこともあります。

宅配食は1つのサービスの中でも、ある程度メニューの選択肢は豊富です。

しかし、選択肢は無限ではありません。

何度も利用しているうちに「これは前に食べたことがある」というメニューが多くなっていき、新鮮味が少なくなって飽きてきてしまうケースもみられます。

また、自分の好きなメニューを集中的に選んで注文しているうちに、好みのものではあっても繰り返し過ぎて飽きてしまうこともある模様です。

できる限りまんべんなくメニューを選んでみる、さまざまなサービスを試してみるなど飽きないような工夫も必要かもしれません。

 

デメリット④味や量を調整できない

宅配食は既に完成している状態で届く食事なので、味や量の調整ができない点も人によってはデメリットです。

好みの味付けにこだわりがある人や、一人前より少ないもしくは多い量を普段食べている人などはマッチしない可能性もあります。

サービスによって味付けや量は異なるので、さまざまなサービスを調べて自分や家族に合いそうなものを選ぶと良いでしょう。

 

デメリット⑤配送エリアの対象外の場合もある

宅配食を配達してもらう場所が、配送エリアの範囲内であるかは確認が欠かせません。

サービスによって配送エリアは異なるので、自宅のある地域が対象エリア外のケースもあるでしょう。

地域にもよりますが、複数の宅配食サービスをチェックすれば、配送エリアに該当するものが見つかる可能性はあります。

 

【こんな人に向いてる！】宅配食のメリット

続いて宅配食のメリットをみていきましょう。

宅配食には複数の魅力があり、自分のニーズと合致すれば、悩みの解消やより良い生活づくりに大いに役立ってくれます。

 

メリット①料理や買い出しの手間を省ける

宅配食の最も大きな魅力は、料理や買い出しにかかる手間・時間を大幅にカットできることです。

既に完成されていてすぐ食べられる状態で届くので、調理工程は一切発生しません。

また、調理の必要がないので食材の買い出しも不要です。

料理をするための買い出しも面倒、時間が足りないという時に重宝できるでしょう。

料理をする時間を省いて他の用事や自分のことに時間を使いたい、料理が元々得意ではなくて日々の自炊が苦痛、このような悩みを抱えている人に向いていると考えられます。

 

メリット②栄養バランスを意識できる

宅配食は健康を意識した食事をとれることもメリットの1つです。

外食やテイクアウト、デリバリーなど調理済みの食事を得る方法は他にもありますが、これらの利用時に栄養バランスの偏りが気になると感じている人も多くみられます。

宅配食は高齢者や療養者など、食事により気を遣わなければいけない人達にも利用者が多数です。

栄養バランスを考え、健康的に食べ続けられる食事を意識し作られていることが理由です。

管理栄養士が監修しているサービスも多く、食のプロが考えた健康的な食事を手軽に食べられます。

 

メリット③献立決めの悩みから開放される

宅配食は献立を決める手間や時間も省略できます。

家庭で料理を担当している人の中には、日々の食事で献立決めに苦慮しているケースも多い模様です。

家族の好みや栄養バランス、残っている食材を使用できるか、最近同じメニューを作っていないかなどを踏まえながら、献立を考えることはなかなかに手間がかかります。

しかし、宅配食であれば商品の選択肢の中から選べば良いので、自分で1から献立を考える必要はなし。

「何を作れば良いのかわからない」「献立が浮かばない」という悩みから開放されるでしょう。

 

メリット④手軽に温かい食事が食べられる

宅配食は手軽に温かい食事を食べられるところが嬉しいという声も少なくありません。

忙しい時ほど手作り感や温かさのある食事で癒されたくなるものです。

宅配食は、作った後にそのまま・冷蔵・冷凍と、サービスによって宅配時の状態が異なりますが、いずれも自宅の電子レンジで温められます。

簡単に温かい料理が食べられるため、多忙な中でも食生活を豊かにできるでしょう。

 

メリット⑤ストック食にできる

冷凍の宅配食は冷凍庫にストックしておけることもメリットです。

常備すればいつでも好きな時に宅配食を食べられます。

宅配食を注文していなかったけど疲れていて料理が難しい時、急な仕事や用事で帰宅が遅くなり家に食材が何もない時など、さまざまなシーンで活躍してくれます。

 

宅配食のメリット・デメリットについてまとめ

宅配食は「とにかく料理の手間や時間を軽減したい」「手軽に食べられて健康にも気を遣える食事を注文したい」などのニーズをもっている人と、とても相性が良いサービスです。

デメリットになり得る部分もありますが、サービスの選び方や利用の仕方によって少なくできる可能性も。

さまざまなサービスをチェックして、最も自分や家族の希望にマッチしそうな宅配食を選べば、高い満足感とともにより手軽に家庭の食生活を充実させられるでしょう。